放熱シートを切断しながら
製品間隔を形成する新加工技術
New processing technology that creates spacing between
products while cutting heat-dissipation sheets.
放熱シートを切断しながら
製品間隔を形成する新加工技術をご紹介いたします。
課題概要
従来、放熱シートを断裁した後に台紙から製品を剥がす・分離する工程が必要だった加工に対し、切断時に製品同士の間隔を形成し、一個ずつ取り出しやすい状態で供給する新しい加工方法を開発した事例です。
放熱材料そのものの性能を変えるのではなく、「お客様が使いやすい状態まで加工する」ことで後工程の作業性を改善する、加工技術そのものを起点とした課題解決例です。
お客様の課題
放熱シートは柔らかく粘着性を持つ材料も多く、連続した状態で断裁すると、加工後に台紙から製品を剥がしたり、隣接する製品を分離したりする作業が必要になります。量産工程では、この取り出し作業が手間となり、作業時間やハンドリング性の課題につながります。
- ・加工後の放熱シートを一個ずつ取り出しやすくしたい
- ・台紙から剥がす・分離する手作業を減らしたい
- ・柔らかいシートの変形や扱いにくさを抑えたい
- ・組立工程の作業性を改善したい
- ・量産時のタクト短縮・省人化につなげたい
ニチベイパーツの
解決アプローチ
切断と同時に製品間へ適切な間隔が形成される加工方法を検討し、加工後に一個ずつ取り出しやすい状態で供給できるようにしました。
単に材料を所定寸法へ切るのではなく、後工程で作業する人や自動機がどのように製品を取り出すかまで考慮し、加工レイアウトと供給形態を設計します。材料加工をお客様の組立工程までつなげて考えることがポイントです。
- ・材料特性と従来の取り出し作業を確認
- ・切断時に製品間隔を形成する加工条件を設計
- ・一個ずつ取り出しやすい配列・供給状態へ加工
- ・手作業だけでなく自動ピックアップも意識して供給形態を検討
採用した素材・加工技術
採用素材
- ・放熱シート、粘着性を持つ機能性シート
加工技術
- ・高精度な切断・ハーフカット加工
- ・製品間隔を形成するレイアウト設計
- ・台紙上での配列・供給形態の設計
- ・後工程を見据えた加工条件の最適化
柔らかさや粘着性など放熱シートの材料特性と、後工程での取り扱い方を踏まえて加工方法そのものを設計します。切断精度だけでなく、製品間隔や台紙上の配置まで加工品質として考えます。
解決結果・効果
加工後の製品間に間隔が形成されることで、一個ずつの放熱シートを取り出しやすくなり、後工程での剥離・分離作業の負担を軽減できます。
手作業での組立だけでなく、自動ピックアップ等への展開も検討しやすくなり、材料加工単体ではなく量産工程全体の作業性・自動化を意識した改善につながります。
- ・製品を一個ずつ取り出しやすい供給状態を実現
- ・剥離・分離等の後工程負荷を低減
- ・柔らかいシートのハンドリング性を改善
- ・自動化・省人化を検討しやすい供給形態へ展開
「材料を加工する」だけでなく
「後工程で扱いやすい状態にする」という考え方は、
放熱シート以外のフィルム・シート加工にも応用できます。
- 粘着性を持つ各種機能性シート
- クッション材・ゴムシート
- 絶縁シート・機能性フィルム
- ピック&プレースしやすい供給形態が必要な部品
加工精度だけでなく、お客様の組立工程、自動化、省人化まで含めて
加工方法を提案する技術として横展開できます。